路線価の発表は7月
平成27年の路線価について、国税庁から案内が出ています。
平成27年1月1日以降に相続が発生している場合には、平成27年分の路線価を使って、土地の評価を行うことになります。
上記のように、平成27年の路線価が発表されるまで、まだ1か月程度あります。
路線価の発表前に路線価を予測する
既に発表されている平成27年の地価公示価格から、路線価を予測することができます。
例えば、次の路線価図を見てみましょう。(平成26年分の渋谷区の路線価図の一部です。)
黄色で箇所に、「公7基5」 という記載があります。
「公7基5」というのは、渋谷区の公示地価7番のポイントであり、かつ同基準地5番のポイントでもあることを示しています。
また、全面道路の路線価は470千円です。
次に、公示地価の確認を行います。
国土交通省のHPの中で、公示地価を調べることができます。
①国土交通省の国土交通省地価公示・都道府県地価調査のページにアクセス
②地図上から東京都をクリック
③地図上から渋谷区をクリック
④「対象」を「地価公示のみ」にチェック、「調査年」の「最新調査年のみ」のチェックを外し、「平成26年~平成27年」に。
「用途区分」を選ぶ(今回は「住宅地」にチェック。)。最後に「検索」をクリック
⑤検索結果が表示されるので、「標準地番号」で「渋谷-7」の「調査基準日が平成27年1月1日」のものを探して、「価格」をメモします。
⑥同様に、「標準地番号」で「渋谷-7」の「調査基準日が平成26年1月1日」のものを探して、「価格」をメモします。
ここまでで、準備は完了です。
予想路線価を計算する
下準備の結果、次のことが分かりました。
- 平成26年分の路線価は470千円
- 平成26年の地価公示価格は582千円
- 平成27年の地価公示価格は596千円
以上の数値から、路線価を予測します。
470千円×596千円/582千円=481,305円
このように、路線価は予測することができます。
既に相続が発生しているが路線価の発表前だから、相続税がどれくらいになるか分からない、などでお困りの方は、上記方法で計算し、概算の相続税額を把握することができます。
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