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目次

  1. 相続税の路線価の発表は7月
  2. 路線価の発表前に路線価を予測することができる
  3. 世田谷区の路線価を予測
  4. 予想路線価を計算する
  5. まとめ

１．相続税の路線価の発表は7月

平成27年の相続税路線価（以下「路線価」）は、平成27年7月1日に公表されました（下記は昨年の案内）。

平成28年3月24日現在、まだ国税庁からの案内はありませんが、平成28年の路線価についても、平成28年7月1日に公表されると思われます。

平成28年1月1日以降に相続が発生している場合には、平成28年分の路線価を使って土地の評価を行うことになります。

上記のように、平成28年の路線価が発表されるまで、まだ3か月以上あります。

２．路線価の発表前に路線価を予測することができる

先日、国土交通省より平成28年1月1日現在の公示価格が発表されました。路線価は公示価格を基準として設定されるため、発表された平成28年の地価公示価格から、平成28年分の路線価を予測することができます。

３．世田谷区の路線価を予測

３－１．路線価図を確認

まずは国税庁のHPから路線価図を確認します。ここでは世田谷区の路線価図を見てみてみます。（平成27年分の世田谷区の路線価図の一部です。）

路線価図（国税庁HP）

 

路線価図（成城）

路線価図

黄色箇所に、「公16」　という記載があります。

「公16」というのは、世田谷区の公示地価16番のポイントであることを示しています。

また、全面道路の路線価は600千円です。

３－２．公示地価の確認

次に、公示地価の確認を行います。

国土交通省のHPの中で、公示地価を調べることができます。

①　国土交通省の国土交通省地価公示・都道府県地価調査のページにアクセス

国土交通省地価公示・都道府県地価調査

②　地図上から東京都をクリック

③　地図上から世田谷区をクリック

④　「対象」を「地価公示のみ」にチェック、「調査年」の「最新調査年のみ」のチェックを外し、「平成27年～平成28年」に。

「用途区分」を選ぶ（今回は「住宅地」にチェック。）。最後に「検索」をクリック

⑤　検索結果が表示されるので、「標準地番号」で「世田谷-16」の「調査基準日が平成28年1月1日」のものを探して、「価格」をメモします。

⑥　同様に、「標準地番号」で「世田谷-16」の「調査基準日が平成27年1月1日」のものを探して、「価格」をメモします。

ここまでで、準備は完了です。

４．予想路線価を計算する

路線価を予測するための情報をまとめます。

  • 平成27年分の路線価は600千円
  • 平成27年の地価公示価格は752千円
  • 平成28年の地価公示価格は780千円

調べた価格から平成28年の路線価を予測します。

600千円×780千円／752千円＝622,340円

５．まとめ

このように、路線価は予測することができます。

既に相続が発生しているが路線価の発表前のため、相続税がどれくらいになるか分からない、などでお困りの方は、上記方法で計算し、概算の相続税額を把握することができます。

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